筋・筋膜が原因の痛みについて

当院では痛みやシビレ症状に対して、まず関節にアプローチを行います
それでも残る症状があれば、次に筋・筋膜へアプローチします
これにより原因の切り分けを行うことができますし
その順序で治療を行うことで、根本的な改善までのスピードが圧倒的に早いからです

関節の治療はコチラ

アナトミートレイン

痛みのある場所が、必ずしも痛みの原因部位であるとは限りません

アナトミートレインという人間の筋・筋膜の繋がりをまとめた解剖理論があります
21世紀になってから発表され、2009年に日本でも解説書籍が発刊されたことでちょっとしたブームにもなりました

「体中に張り巡らされた筋膜の連続体として筋肉は全て繋がっていて、それこそが人の動作や安定において重要である」

簡単にご紹介すると、このような今では当たり前になっている考えなのですが

それまでの一般的な解剖学において、筋肉はそれぞれ一つの単独のものとしか捉えていませんでしたので
この理論を姿勢異常・動作障害における症状の原因として、評価・治療に活かすことで
おそらく世界中の徒手治療家たちの施術スタイルに大きな変化があったのは間違いありません

例えば、「頭痛の原因が、突き詰めると親指についている母指球筋という筋肉だった」というようなことです

これを読んで不思議に感じる方がいらっしゃるかもしれません、「ウソつけ」と思うかもしれません
もちろん私も当初は「そんなアホな」と半信半疑でした

しかし、この理論を評価・治療に活かすようになってからの10年、飛躍的に治療精度が高まりましたので考えを改めざるを得ません
今はこの理論にある12本の筋膜経線を考えずに、筋・筋膜が原因の痛みを治療するのは困難です

筋細胞リリース

体には無意識で起こる脊髄反射というものがあります
大脳・シナプス・ニューロンといったレベルで起こるもので、おおよそ誰にでも体に備わっているものです

簡単な例では、膝の下をポンと叩かれると曲がっていた膝がビュッと伸びるアレです
この膝が伸びる反射は伸張反射と言います

運動神経生理学的には伸張反射以外にも幾つかの反射がありますが
当院の筋細胞リリースで利用しているものは、主に以下のふたつです

・1a抑制
関節を曲げるために筋肉が収縮した時、反対に伸ばす時に使う筋肉は弛緩するという
拮抗筋に対する反射です、これのおかげで関節はスムースに動くことが出来ます

・1b抑制
腱が伸ばされた時に、そこに繋がっている筋が切れてしまうことがないように
その筋を弛緩させて守るという防御機能としての反射です


上記ふたつの反射、どちらにも「弛緩」というキーワードが出てきました
つまり筋肉を緩める上で、どちらも有用な反射といえるわけです

これらの反射と、ご利用者さまの軽い運動を上手に利用することで
細胞レベルから筋繊維をパラパラに緩めることが可能な治療方法

それが当院独自のカウンターストレッチとAKS療法®の筋細胞リリースです

一般的に行われる、痛いからマッサージ・痛いから筋膜リリース
それでどれだけ痛みが消えましたでしょうか?

筋・筋膜が原因の痛みに対して大事なことは、筋細胞レベルで伸びも縮みもしない状態である「spasm・スパズム」を解消することです

外部から、そして表面上にしかアプローチすることが出来ない従来の方法では
その痛みをスッキリ改善させることは困難です

そして、より深部の組織を緩めようとして、強く押したり揉んだりするのは
ただ筋繊維を破壊するだけの行為になる上、効果は高くありませんのでオススメできません

ご存知のように、世の中も医学も凄いスピード感でドンドン進んでいます
これまでの「当たり前」という概念に囚われないでください
痛みに関する学問・技術・常識は、日々進化しています

臀部の筋に対する筋細胞リリース


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